2021-03-31 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
ですから、山の中をどのように水が動いていくのかという山体地下水の研究、それから、山の中を水と空気がどのように移動していって、どこに出るのか、ここの流れを解明するということがとても重要なんですけれども、実は、伝統的な林業を見ると、そういったことを意識しながら林業施業を行っている地域がかなり残っています。
ですから、山の中をどのように水が動いていくのかという山体地下水の研究、それから、山の中を水と空気がどのように移動していって、どこに出るのか、ここの流れを解明するということがとても重要なんですけれども、実は、伝統的な林業を見ると、そういったことを意識しながら林業施業を行っている地域がかなり残っています。
皆伐地で災害の箇所が重なっているというデータはあるんですけれども、そこを更に細かく見ると、どういう施業をしたからこれがまずかったんじゃないか、じゃ、施業の方法を変えれば林業があっても大丈夫ということになりますので、やや、もうちょっと細かく、どういった林業施業したことがこの土砂災害につながり、それが河床を上げてしまったのかであるとか、あとは、間伐をした後も、単純に切り倒し間伐をしてそれが流れてきてしまうという
ですから、土地と地盤と林業施業、崩れやすい土地において大規模な伐採をしたり大きな作業道を造ってしまう、そういったことが土砂災害につながってくるのかどうか。これを、データを見る限りは重なっているというふうには出ているんですけれども、そのメカニズムをきちんと把握して、新しい林業施業、崩れない林業施業、こういったものを考えていくということがとても重要だと思います。 もう一つ。
それに伴って、林業施業がなかなか十全に行われず、山林の公益的機能、先ほど来参考人の皆様方も言及されている公益的機能の発揮すら、これは民有林にかかわらず国有林も一部そうなのかもしれませんが、その公益的機能が発揮されない、したがって土砂災害等の発生につながってしまう、そういう状況にもある。
このため、林業従事者の確保、育成に向けましては、林業従事者の所得の向上、それから雇用の安定化、労働条件の改善、さらには安全な職場の確保を行っていくことは極めて重要だというふうに認識してございまして、農林水産省といたしましては、林業の成長産業化を図り、林業経営体の収入を増やしますとともに、素材生産から造林、保育まで一年を通じた複数の林業施業に対応できる現場技能者の育成を支援するほか、安全対策にも資する
だけど、この法律は、こういうスキームをつくってここからスタートをさせていかないと、今の山をめぐる状況というのは今までにない状況に、森林資源という観点から見ても、林業施業の担い手という観点から見ても、山村のこれから迎える状況から見ても、物すごく大きく変わってきますから。 この法律自体のスキームというのは、法律自体は当然のことながら賛成です。
それが、どこの時点でどう変わってきたかはわからないんですが、そのことが全くなくなったとは言いませんけれども、どうも林業施業の方だけになってきちゃったのでは、だけではないんですが、ウエートがかかり過ぎたのではないのか。
このため、農林水産省では、緑の雇用事業等を通じて、林業に就業するための基礎知識、技術を林業大学校で学ぶための経費を、就業準備給付金、年間最大百五十万円なんですが、これを支給するほか、事業体に就業してからも三年間は安全かつ効率的な林業施業に必要な知識、技術を実地で習得するために事業体等が行う研修を支援、これも研修生一人当たり月額九万円ということなんですけど、そういう御支援をするとともに、就業から五年以上経過
現在、農地及び森林につきましては、相続をされても登記がされないか、またはそのおそれのあるものなどが相当数存在しておりまして、このことが、担い手への農地利用の集積、集約化や林業施業の集約化を図る上での支障になっているという認識をしております。
特に林業施業について実態を見ていきますと、まず、携帯電話が届かないところでの作業が多い、そしてさらには、たった一人での作業も多いというようなこと、それから、携帯電話が届いたとして、救急車が到達しない、路網整備がきちっとできていないところが多いというようなさまざまな要因が重なり合っております。
国としても、林業経営者が安心して林業施業に取り組めるように、この保険制度を維持するために国も責任を持って対応すべきと考えますが、最後に大臣の御所見を賜りたいと存じます。
次に、林業施業に必要な土地利用権の認定手続について伺いたいと思います。 第一点は、他人の土地の使用権の設定に関する協議の申請があった場合、土地所有者等が出頭に本当に応じるのかどうか、たとえ応じたとしても土地使用権を認める判断をするのか否か、具体的には、林業専用道若しくは森林作業道としての使用権になると思いますが、使用権を認める気がなければまずは出頭を拒むケースが多いと思われます。
施業の機械化を進め効率的な林業施業を行ったり、間伐材を搬出し利用することもできません。間伐材が利用できなければ、支出だけがかさみ、間伐推進の取組も長続きしません。本法案に基づく特定間伐等の促進のため、路網整備をどのように進めていくのか、御見解をお伺いいたします。 私たち民主党は、昨年六月に森と里の再生プランを発表し、その施策を国民の皆様にお示ししたところです。
このほか、林業につきましても、景観に配慮しました林業施業を促進するような措置も講じているところでございます。 特に、森本委員御指摘の農村に特徴的な景観を有します棚田につきましては、その形状や石積み、石垣積みを保全するための地域の取組を景観農業振興地域整備計画に位置付けることによりまして、棚田の特色ある景観の形成の促進に資するものというふうに考えております。
こういう攪乱、人間の作業、特に最近の林業施業で言いますと小面積伐採をやっています。その小面積伐採そのものは非常にいいことなんですが、かつてのような大面積伐採をやめているわけですから小面積伐採はいいことなんですが、それをモザイクにやるということは、こういうシカにとってのえさを豊富につくり出すという効果があります。
また、林業施業基準も変更している。こうした結果、取り返しのつかないような破壊をこうむっている山が各所に見られます。国有林の再建は、財政再建を図るとともに、国有林にふさわしい山づくりをすることだ。林野庁長官、今までの改善計画は本当に山づくりという国有林の使命を果たしていると言えますか。
ただ、申し上げておきたいことは、私どもが承知しておる範囲では、日本の林業施業の中では天然林施業についてはまだ長い経験の蓄積も不十分である。林野庁当局はこれまで地域施業計画というものをたしか五年ごとぐらいに持ってきておったと思いますが、そういったようなものが今度一遍に天然林施業に変わっていく。
○政府委員(田中宏尚君) 林業なり国有林野全体についての問題点についていろいろと御意見をちょうだいしているわけでございますけれども、ただいま最後にありました施業林、保護林という見方でございますが、林業施業そのものがやはり自然との調和の中で自然の輪廻の中で再生産が行われていく。
からも択伐ということで森林を活性化させるために抜き切りということを繰り返してきたというような林分構成のところでございますので、それから切ってみまして先ほど次長が言いました老齢木があって空洞木があったという点はまさしくそうなわけでございますけれども、朽ち果てていく前にやはり地元産業等との関係で材として活用するということ、と同時に抜き切りいたしまして光等を入れて山地自体を再生、活性化するということも林業施業
、伐採量が減ってまいりますと収入が減るということで、経営改善にとりましては即物的にはマイナス要素に当たるわけでございますけれども、こういう苦しさがある中でございますので、こういうことも前提といたしまして、要員調整でございますとか事務の合理化でございますとか、あるいは販売方法の改善でございますとか、さらには林地、土地の売り払い等自己収入の確保ということを総合的に講じまして、新しい国民の要請に従う、林業施業
同時に、このことは伐倒駆除、特別伐倒駆除の一層の拡大と被害先端地域の実態に見合った防除及び広葉樹木を含む樹種転換の促進、被害松材利用対策の抜本的強化、さらに地域ぐるみの松林保全、あわせて林業施業技術の開発研究等総合的な対策が最も求められていることを示しています。
○神田委員 さらに、松くい虫の被害の拡大を防ぐためには、防除の適切な推進とあわせまして、隙間伐等の適正な林業施業あるいは松材の利用等を図ることが重要であるというふうに考えます。このために森林・林業の活性化を図っていくことが必要でありますが、特に近年、山の手入れがほとんど行われなくなりまして、このような中で被圧木等が松くい虫の繁殖源となって被害の拡大を招いているという指摘もありました。
私は、皆伐主義はやめろ、一たん植林した森林は寿命の来る百五十年、二百年、こういう大口径林相に育てていかぬといかぬ、そしてしょっちゅう間伐で計画的な収入も上げさせるように林業施業技術を改革すべきだと言っているわけでありますので、後ほど資料も提示いたしますので、ポット造林についての研究促進もお願いするわけでございます。